先日、高校入試で採点ミスがあり、教員数名が処罰されたという新聞記事を見ました。

見出しだけ読むと、志望校に入るために必死で勉強してきた人達のことを考えると、とても許される事ではないと、憤りを感じました。

しかし、読み進めていくと、そもそも日本の学校のシステムに問題があることがよくわかってきました。

今回は私が感じた、日本の教員の問題点について書きたいと思います。

日本の先生たちはやるべきことが多すぎる

学校の先生は当然毎日の授業が主な仕事になるわけですが、その授業をするのにも事前準備が必要です。

また授業の理解度を確認するためのテストをつくり、その採点までしなければなりません。


クラスをもつ担当の先生はそれに加えて、学級便りを作ったり、生徒一人ひとりの生活ノートにコメントを書いたりと、さらに業務が増えます。

 

さらに中学、高校になると多くの先生は部活動を担当することになり、授業後や休日まで生徒の指導をしなければならないのです。

全ての部活に顧問をつけなくてはいけないため、全く経験のない先生が指導することになることもあります。

これは教える先生にとっても、教えられる生徒にとっても全くいいことはありません。

私は学校教育と部活動を切り離して考えるべきではないかと思います。

海外のように、学校の部活動はなくして、クラブチームに所属し、専門のトレーナーに指導を受けた方が、先生の業務負担が減り、生徒はレベルの高い指導を受けることができます。

これなら生徒側の金銭的な負担は大きくなってしまいますが、必要のない人は部活に入る必要がないため、生徒が必ず部活に入らなければいけないという制度もなくなります。(この制度のためか、私の母校には”帰宅部”という部活がありました。)

 

こんな仕事まで負担していると、当然8時間の労働時間で終わるはずもなく、休みの日に家で残った仕事をする人も多いようです。

これが毎日続くわけですから、先生に憧れて仕事に就いた人達だとしても過労死や鬱病になってしまってもおかしくありません。

実際、公立の学校だけでも毎年約5000人もの先生がうつ病が原因で休職しています。

 

入試の採点も教師の仕事

入学試験を実施している学校はその採点も先生たちが行います。

採点ミスがないように、1つの回答を2人以上で見るのが基本ですが、それを1,2日でやらなければならない事もあるようです。

学校によって受験者数や採点する教員の数も違うので、一概には言えませんが、受験の採点という責任の重い仕事を短時間で終わらせなければいけないのです。

そして、採点ミスがあった際には、処罰を受けてしまうのです。

 

仕事量に見合った給料がもらえない

これだけの仕事を毎日しているわけですから、それなりに給料をもらっているのかと思ったらそうではないようです。

小学校<中学校<高校と少しずつ給料が変わりますが、全体の平均年収で400万円ほど。

民間企業と同水準です。

しかし民間企業で働くサラリーマンの月の平均残業時間が47時間に対して、教師は80時間にもなります。

教師の労働時間は管理されず、残業代が出ないため、労働時間に対して給料が少なくなってしまうのです。

単に労働時間だけで給料を決めるのも変な話ですが、労働に見合った賃金をもらえていないのが現状です。

先生という職業はやりがいがあり、給料が安くても働き手がいるから大丈夫という考え方は、家庭教師や学習塾などの学校以外の教育機関が普及した今、通用しなくなっていくのかもしれません。

 

これまで書いてきた問題に加えて、少し前に話題になったモンスターペアレントの対応や、生徒間のいじめの問題など、学校教諭という職業には様々な精神的負担の大きい仕事が山積みです。

民間企業では働き方改革が進み、労働時間の短縮や待遇の改善を進めていますが、学校教諭の待遇も同様に、早急に改善されることを期待しています。

 

ソフトバンクのサイバー大学

 

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